<FONT SIZE="1">灰色の貴方へディルアーングレーイ が大好きな大学一年生。 「アニメおたく」とか「小説おたく」とかじゃなくて、基本属性がおたく。 ちょっとでも気に入って頂けましたら、ポチっとしてやって下さい。大変励みになります。→<a href="http://blog.with2.net/link.php?78787"target="_blank"><img src="http://blog8.fc2.com/s/saku0304/file/banner_02.gif" border="0"></a> こちらも是非→<a href="http://www.webclap5.com/cgi-bin/clap3/clap.cgi?3-aestheticism" target="_blank"><img src="http://blog8.fc2.com/s/saku0304/file/nekochan.gif" alt="web拍手" border="0"></a> <a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=U2PGI+4ASQ2A+APA+HWXLD" target="_blank"> <img border="0" width="88" height="31" alt="" src="http://www20.a8.net/svt/bgt?aid=050514786260&wid=001&eno=01&mid=s00000001387003009000&mc=1"></a> <img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=U2PGI+4ASQ2A+APA+HWXLD" alt=""> <font size="1">……なんか…… HPに広告載せるだけで儲かるのって、良いですね☆ がっつり稼いで悠々生活、ああ確かにこれなら儲かるわ?な極意満載。 <a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=U2GTC+41V7ZM+8GQ+HWPVL" target="_blank"> <img border="0" width="120" height="60" alt="" src="http://www27.a8.net/svt/bgt?aid=050503584245&wid=001&eno=01&mid=s00000001097003008000&mc=1"></a> <img border="0" width="1" height="1" src="http://www10.a8.net/0.gif?a8mat=U2GTC+41V7ZM+8GQ+HWPVL" alt=""> <FONT SIZE="1">eブックオフ……日本最大のオンライン中古書店。欲しい本等ありましたら、是非ご活用を☆2000円以上の買い上げで送料無料になります。 ちょっと自分で買いに行くのは恥ずかしい時に良いですね(笑)コンビニ受け渡しも選択可能です。かなりおススメ。CDのラインナップも充実! <a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=U0UW9+8SQMLU+HPI+HVNAP" target="_blank"> <img border="0" width="100" height="60" alt="" src="http://www29.a8.net/svt/bgt?aid=050428521532&wid=001&eno=01&mid=s00000002295003003000&mc=1"></a> <img border="0" width="1" height="1" src="http://www16.a8.net/0.gif?a8mat=U0UW9+8SQMLU+HPI+HVNAP" alt="">最近話題の電子書籍を購入できます。 本は持ち歩かないけどノートパソコンは持ち歩くよって方は、安価でDL出来るので是非☆この機会にデカダンの巨匠・太宰作品でも読んでみては??どうやら無料で本が出せたりもするらしいです。 </FONT><!-- バナー(FC2 Affiliate) ここから --> <a href="http://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/click.cgi?aff_userid=11530&aff_siteid=10886&aff_shopid=1" target="_blank"> <img src="http://cnt.affiliate.fc2.com/cgi-bin/banner.cgi?aff_siteid=10886&bid=43&uid=11530" width=120 height=60 border=0></a> <!-- ここまで --><font size="1">私がお世話になっているFC2ブログの方で、AS募集中だそうです。広告掲載で御小遣いゲットだぜー</font>
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鳥は殺さなきゃだめなんだ、
鳥を殺さなきゃ俺は俺のことがわからなくなるんだ、



芥川賞受賞作・村上龍「限りなく透明に近いブルー」です。
別に耽美小説でもなんでもないんですけど、授業の一環で折角書評書いたので保存しておこうかと。笑
ただ真面目に書評が書けない人種らしいです。凄い駄文になってしまいました。審査委員とかには罷り間違ってもなれません。笑

ちょっと長いかも知れませんが載せてみますねー



 硝子に映る世界

 この本のタイトルである、「限りなく透明に近いブルー」から推測される物語を、本書は完膚なきまでに裏切っていると言える。どちらかと言えば内容としては「限りなく黒に近い混色」とでも言った風であるのに、だがしかし読後に思い返してみれば、「限りなく透明に近いブルー」と言うタイトルに相応しい、不思議な清涼感のある作品だったことに気付くのだ。汚いものの中に綺麗なものがたった一つ置かれているのと同じように、原色の氾濫する本書の中で描かれる透明と言う色の清涼さは、思わずはっとする程に激しい印象を残す。
 しかし、本書が新人賞の選考委員にこぞって「清潔」と評されたと言う原因は、単に透明の描写が際立ったからではない。それならば、この清潔感・清涼感は、一体どこから来るのだろうか。
本書は、米軍基地近くで繰り広げられる若者達の乱行を描いた作品である。その情景には過剰なまでの刺激が満ち溢れ、感覚が麻痺してしまいそうなくらいである。音、匂い、触感、そして色。やかましく鳴るレコード、電車の騒音、腐ったパイナップルの匂い、アイスピックで指を突く痛み、潰したゴキブリから溢れ出る原色の液。本書に氾濫する感覚の描写は、そのどれもがうんざりするほどの生々しさを持って読者の感覚に訴えかける。
 しかし、本書を読み進めて行く内に、それらの生々しく直接的な描写とは逆に、全体が非常に茫漠とした非現実感に包まれていることに気付くだろう。勿論、セックスやドラッグ、暴力などが横行する世界自体が、非日常性を高めていることは確かである。しかし、それとは別に、本書の殆どを覆うこの非現実感はどこから来るのか。それは、主人公であるリュウの、圧倒的な受動性からである。
 リュウはただひたすら自分を取り巻く情景を眺めている。「眺めている」だけで、彼は自らの意思で外界に干渉することを殆どしない。まるで彼自身一個の感覚器であるかのように、常に冷淡な目を持って場を鑑賞している。色の描写も音の描写も、他の登場人物の台詞も彼に働き掛ける人間の動作も、果ては彼自身の動作でさえも全て一緒くたになって地の文に並列されている。彼の冷淡な目によって全てが均された描写の中で、私たち読者はスクリーン越しに光景を眺めているような、現実から剥離した感覚を覚える。外界がいくら喧騒に包み込まれようと、リュウの心中はひたすら静謐である。ここに一種の清潔感・清涼感を見出せる。
 しかし、そんな風にして静謐な世界で外界をただ見詰めているだけだったリュウにも、ある日変化が訪れる。大きな黒い鳥が彼を覆ったからだ。彼はそこで初めて、自らの内なる世界に動揺を走らせる。そしてその動揺は波紋が段々と広がって行くように、遂には外界へ向かって発露する。本書の中で、リュウが感情を発露したこの場面だけが唯一動的だ。そしてそれは、静謐さに満ちた世界の中で激しさを持って際立つ。黒い鳥、と言うモチーフを用いて描かれる様は妙に非現実的なのに、リュウが外界に働き掛けるこの場面には、他の現実的な場面で感じなかった「体温」のようなものを唯一感じる。その温もりを残したままラストで彼が語る「限りなく透明に近いブルー」には、閉塞感に満ち満ちた世界から、強すぎる刺激で麻痺した感覚を解き放ってくれるような、そんな力がある。
 ただし、透明な清涼感に打たれたからと言って、彼の物語はハッピーエンドでは終わらない。白い起伏を映した硝子はすぐに曇ってしまったし、彼は黒い鳥から逃れる為に何をする訳でもない。ただ、鳥が舞い降りて来るのを待つだけだ。凝っと暗闇の中で捨て置いたパイナップルを見詰めながら、彼はそこから動かない。最後にリリーに宛てた手紙で、「こんな小説を書いたからって、俺が変わっちゃってるだろうと思わないでくれ。俺はあの頃と変わってないから」とリュウ本人が書いている通り、彼は最初から最後まで何も変わっていない。一瞬感じた体温は消え、また世界は静謐さの中へ沈んで行く。嘆くでもなくそんな世界を受け入れてきた彼は、既に硝子のような存在なのではなかっただろうか。
 いくら世界が千紫万紅でも、それを映す媒体が透明であったならば、この清潔感・清涼感にも頷ける。「なだらかな白い起伏」を自分自身に映してみたいと願った彼は、母親の庇護の元できれいなものしかその身に映さなくて済む子供のように、絶えず感覚を強烈に刺激される世界から、安全で穏やかな世界に回帰したかったのかも知れない。



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